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黒沢の道祖神
・場所:宮城県加美郡色麻町黒沢 八幡神社裏 早坂宅  Yahoo!地図
・説明:ご神体は、石造りで長さ30センチメートルの陽相(男性器)であり、脊面上部に梵字が刻まれていますが、他に文字は見あたりません。
 しかし、相当の年月を経ているものと認められます。側には、同形で木造りの報賽が大小さまざま数多く納められています。
 報賽は、祈願のとき、乞い受け、満願の際、新たに作ったものを添えてお礼詣りをする習わしによるものであると言われています。
 「安永風土記書上」には、道祖神社 小名作野目 社地:東西三間南北二間、地主:新屋敷新三郎、別当勝光院、祭日:九月十九日とあって、いつのころから祀られていたのかについては詳しくわかりません。
 道祖神には、男女二体像、単身像、陰陽石、丸石など、さまざまですが「封内記」には陰相(女性器)を祀ることを禁じられたとあるためか、地方には陽相を祀るものが多いようです。
 そもそも、道祖神は猿田彦神で、天孫降臨の際、この神が道を開きご案内したことが、道路の神、人間生活の道を守る神とされ、結縁夫婦和合、商売繁盛、交通安全、家運繁昌、五穀豊穣など、幸せを呼ぶ神とされていることから、今でも参詣する人が後を絶たないと言われています。
 カッパの神様で知られている磯良神社の裏に木製男根の道祖神社が二つあります。
文:色麻町HPから引用
左が石像 右が木製の道祖神